
- ライティングをするときは「ベネフィットを意識して書け」と言われるけど、何のことかイマイチ分からない
- ベネフィットについてはうっすらと聞いたことあるけど、メリットと同じ意味じゃないの?違いはあるのかな・・?
ベネフィットは、ライティングにおいて非常に重要なスキルとなってきます。
これを理解しているか否かで、ライティングのレベルは一気に変わってきます。
そこで今回は、ベネフィットの概要からメリットとの違い、文章の作り方(テンプレ式)をまとめました。
当ページをご覧になっていただくことで、あなたはベネフィットについて理解でき、読者の購買意欲を上げる文章を書けるようになるでしょう!
■目次
ライティングで必ず知っておきたいベネフィットとは?
ベネフィットとは、利益のことです。
簡単に言うと、商品を購入することで得られる恩恵を意味します。
短文で表すのなら、「化粧品を使ったら肌が綺麗になって、男性から声を掛けられるようになった」という感じです。
商品の購入+それで得られる効果を合わせたのがベネフィットになります。
ただ、これは一般的に言われる意味に過ぎず、ライティングが絡むビジネス関連では、もう少し深い意味があります。
ビジネスにおけるベネフィットは利益の先に得られるもの
例えば、あなたがニキビに悩んでいたとしましょう。
そうしたとき、「ニキビに効果がある」と言われたら、一気に商品に興味を示すでしょう。
でも、ここで考えてみてください。
あなたは、どうしてニキビを治したいと思いましたか??
イッツ・シンキングタイム☆←おい
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
はい、シンキングタイム終了です←
冗談はさておき、あなたは恐らくニキビを治すことで得たいものがあるからではないでしょうか?
例えば、「ニキビを治すことで男性からモテたい」、「ニキビを治して、マスクを外した生活を送りたい」といった願望ですね。
「本来得られる効果+さらなる利益」・・・これがビジネスにおけるベネフィットの真の意味です。
【余談】導入文でも密かにベネフィットを記載しています
実を言うと、当ページの導入文でも密かにベネフィットを入れていたのをご存知でしょうか?
それは、「当ページをご覧になっていただくことで、あなたはベネフィットについて理解でき、読者の購買意欲を上げる文章を書けるようになるでしょう!」の部分ですね。
こちらの文では、記事を読むことで得られるメリットと、その上であなたが得られる利益を記載しています。
記事を読むことで得られるメリットというのは、赤字で書かれている「ベネフィットについて理解でき・・・」の部分です。
そして、その上であなたが得られる利益・・・すなわちベネフィットが青字で書かれている「読者の購買意欲を上げる文章を書けるようになるでしょう!」のところですね。
ベネフィットについて理解できるというメリットと、読者の購買意欲を上げる文章を書けるようになるという恩恵が組み合わさることで、ベネフィットは成り立っているわけです。
似ているけど意外に違う!ベネフィットとメリット(特徴)の違い
ここまでの説明で何となく予想はできるかと思いますが、メリットはあくまでも商品の特徴や大まかな効果を伝えるだけに留まります。
例えば、化粧品なら「ニキビに効果あり」、「有名女優〇〇さんが愛用」、「リピート率98%」、「高級成分〇〇を配合」などですね。
しかし、ベネフィットは、メリットの先に得られる「感情・出来事・状態」を指します。←先ほど解説した内容を参照
したがって、この2つは似ているようで違うのです。
ライティングにベネフィットは超重要!その理由とは?
- いや、そもそも何でベネフィットを書かないといけないの?
- ベネフィットなんて書かなくても、読者は理解しているのでは?
ここまでの説明を聞いて、上記の疑問を思い浮かべた人もいるでしょう。
しかし、読者・・・いや、人間というのは言葉に魅かれる生き物です。
例えば、あなたが怪我をしたときに、以下のAとBのどちらに魅力を感じますか?
- A:大丈夫ですか?
- B:大丈夫ですか?手を貸してあげましょうか?

恐らくBを選ぶ人が多いでしょう。なぜなら、Bのほうが丁寧に気にかけてくれているからです。
丁寧に気にかけてくれているから、受け手も「この人って、凄く気遣いが上手なんだな」と感じてくれます。

単に「この商品は〇〇です!」と書くよりも、「この商品には〇〇という特徴があり、これを使うことであなたは△△の利益が得られます」と書いたほうが、読み手は具体的にイメージができて心に刺さりやすくなります。
文章の場合、中々イメージが伝わりにくいというのもあります。
だからこそ、魅力的な文章で読者の心を突き動かさなければなりません。
ベネフィットを意識したライティングの例文
ここでは、3つほどベネフィットを意識したライティングの例文をご紹介いたします。
分かりやすいように、青字太線の箇所をベネフィットといたします。
例文1:オールインワン化粧品
「オールインワン化粧品とは、化粧水・乳液・美容液・クリームが1つになったアイテムです。これを使うことで、スキンケアが楽になり、最低でも10分間は時間の節約ができます。そのおかげで朝は少し余分に寝ることができ、夜は早く寝られるようになります。」
例文2:バスタオル
「弊社の提供するバスタオルは、〇〇の素材が含まれていることで高い吸収性を誇ります。髪の長さが20cmある女性で実験を行ったところ、△社のタオルは拭き取るまでに20分かかりましたが、弊社のタオルは10分で拭き取ることができました。なんと10分もの違いがあります。そのため、弊社のアイテムなら髪の毛が長い方でも時間を掛けずに、拭き取ることができます。」
例文3:LED電球
「一般的な電球の寿命は大体3000時間程度と言われています。しかし、LEDなら約40000時間は持つとされています。寿命が長い分、買い替える頻度も少なくなります。大まかな目安ではありますが、一般的な電球は2~3年で替える必要がございますが、LEDなら最低でも10年近くは持ちます。最低でも10年は持つので、その間電球を買う必要がなく、無駄な出費を抑えられます。」

まとめ
ベネフィットは、ライティングに絶対必要なスキルなので、きちんと頭に入れておきましょう。
完璧に使いこなすまで少し慣れが必要ですが、練習していけば自然に身についていきます。
練習するだけなら、例文で挙げた身近なアイテムでも構いません。
ですから、自分がやりやすそうなものを選んで執筆してみるとよいでしょう。
練習を積み重ね、ベネフィットをマスターしちゃいましょう!

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